HSPさんは“相談役”に向いてる?|共感力を活かす働き方と気をつけたいポイント

「よく人から相談をされる」「悩みを打ち明けられることが多い」
こんな経験が多いHSPさんは少なくありません。

HSPさんは相手の気持ちを敏感に感じ取る特性があるため、自然と「相談役」になることも多いです。しかし、相談を受けることで疲れてしまったり、他人の悩みを自分ごとのように抱えて苦しくなったりすることもあるでしょう。

本記事では、HSPさんが「相談役」に向いている理由と、心をすり減らさずに相談役を続けるための工夫をお伝えします。
(そもそもHSPとは何か知りたい方は「HSPとは」の記事をお読みください)

目次

HSPさんと「相談役」という役割の相性について

HSPさんは「Highly Sensitive Person(ハイリー・センシティブ・パーソン)」の略で、繊細で感受性が強い人を指します。相手の気持ちや場の空気を敏感に感じ取ることができるため、人間関係では「気が利く人」と言われることも多いです。

そんなHSPさんは、職場や家庭、友人関係の中で「相談役」になることがよくあります。誰かの悩みや相談事を聞いてあげる立場になることが多いのは、以下のような理由があるからです。

HSPさんが相談役に向いている理由

共感力が高い

HSPさんは、相手の表情や声のトーンから気持ちを察するのが得意です。「この人は今、困っているのかもしれない」と自然に気づき、寄り添う姿勢がとれるため、相手も安心して心を開きやすいです。

話をじっくり聴ける

相手の話を遮らず、最後まで丁寧に聴くことができるのも、HSPさんの特徴です。「この人なら聞いてくれそう」と思われることが多く、結果として相談を持ちかけられやすくなります。

表面的な悩みだけでなく、根本の問題に気づくことがある

相手の話を聞きながら、「本当はこう感じているのでは?」と深い部分に気づけることもあります。それが相手の心を軽くすることにつながる場合もあります。

このように、HSPさんと「相談役」という役割は相性が良いとも言えます。しかし、その一方で気をつけたいポイントもあります。

HSPさんが「相談役」として感じやすい負担とは?

HSPさんは「相談役」に向いている一方で、その役割によって疲れてしまうことも少なくありません。実際に、以下のような負担を感じやすい傾向があります。

悩みを自分ごとのように抱えてしまう

HSPさんは共感力が高い分、相手の悩みをまるで自分のことのように感じてしまうことがあります。「この人は今、すごく辛いんだな」と思うと、その気持ちが自分の心にも乗ってきてしまい、エネルギーが消耗してしまうのです。

人の話を聞くだけでぐったり疲れてしまうと感じるのは、HSPさんにはよくあることです。

「いい人」でいなければと無理をしがち

「相談を断ると相手を傷つけてしまうかも」と思い、心に余裕がないときでも相談を受けてしまうことがあります。自分が疲れていても、「でも、私しか話を聞いてくれる人がいないかもしれない」と考えてしまうHSPさんも多いでしょう。

その結果、心のキャパシティを超えてしまうことがあるのです。

解決できないことへの罪悪感

相談を受けたあと、「あの人の悩み、結局どうにもできなかった」と自分を責めてしまうHSPさんもいます。「私にもっと力があれば…」「どうしてあんな答え方をしてしまったんだろう」と何度も考えてしまい、夜眠れなくなることもあるでしょう。

HSPさんは、他人の悩みを解決することに自分の価値を見いだしてしまいがちです。

相談役として疲れないための心の工夫

HSPさんが相談役を続けるためには、心の負担とうまく付き合うことが大切です。以下のような工夫を意識すると、無理なく相談を受け止められるようになります。

「聴く」と「背負う」は違うと意識する

相談を受けることと、相手の問題を背負うことは別物です。「私は聴くだけでいい」と自分に言い聞かせましょう。解決は本人や専門家の役割と割り切ることで、心の負担を軽くできます。

自分の心のケアを最優先する

相談を受けたあとは、意識的に自分の心を癒す時間を作りましょう。おすすめの方法は以下の通りです。

  • 一人で静かな時間を過ごす
  • ジャーナリング(書くことで気持ちを整理する)
  • 好きな音楽を聴く
  • 自然の中で過ごす

「心のデトックス」を習慣にすると、相談役を続けやすくなります。

断る勇気を持つ

「今はちょっと余裕がないから、また今度でもいい?」と伝えることも大切です。HSPさんは「断る=悪いこと」と思いがちですが、自分を守るためには必要な行動です。疲れているときは、無理に相談に乗らないことを心がけましょう。

専門的な問題はプロに任せる

重たい悩みや専門知識が必要な問題は、プロのカウンセラーや医師に任せることも大切です。HSPさんは「私がどうにかしなきゃ」と思いやすいですが、全てを抱え込む必要はありません。相談範囲を自分で決めておくと、心が疲れにくくなります。

「相談役」を活かせるHSPさんの働き方について

HSPさんの共感力は、働き方によっては大きな強みになります。「相談役」としての特性を活かせる仕事もたくさんあります。

HSPさんに向いている「相談役的」な仕事

カウンセラーやコーチ

人の話を丁寧に聞き、心を整理する手伝いをする仕事です。資格を取って本格的に目指す人もいます。

福祉・介護の相談窓口

福祉や介護の現場では、利用者や家族の悩みに寄り添う力が求められます。

人事や教育係

会社の中でも、後輩の相談に乗ったり、メンタルケアをしたりする立場はHSPさんに向いていることがあります。

副業やライフワークとして活かす方法

「本業では相談役的な仕事をしていないけど、人の役に立ちたい」というHSPさんは、副業や趣味の範囲で相談役になる方法もあります。

  • SNSやブログで悩み相談コーナーを作る
  • オンライン傾聴ボランティアに参加する
  • 小規模なコミュニティでサポート役を担う

自分のペースでできる相談活動なら、心の負担も調整しやすいでしょう。

まとめ|HSPさんは「相談役」に向いているけれど、無理をしすぎないことが大切です

HSPさんは「相談役」に向いているとよく言われます。しかし、それは「自分の心を守りながら相談を受けること」ができた場合に限ります。

相談を受けることで相手に安心感を与えるのは素晴らしいことです。ただし、自分の心が疲れてしまっては意味がありません。

無理をせず、自分のペースで「相談役」という役割を楽しめるようになると、HSPさんはもっと生きやすくなるでしょう。

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この記事を書いた人

HSPの社会人。散歩やゲーム実況を見るのが好き。

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