HSP(Highly Sensitive Person)さんは、他人の言動や感情にとても敏感です。そのため、人間関係においてストレスを感じやすく、「この人といると疲れるな」「一緒にいると消耗してしまう」と思う場面も少なくありません。
とはいえ、なぜ特定の人にだけ強い疲労感を覚えるのか、不思議に思うこともあるのではないでしょうか。
この記事では、HSPさんが苦手と感じやすい人のタイプを10パターンに分けて解説します。後半では、無理をせずに自分を守るための距離感の取り方もご紹介します。
(そもそもHSPとは何か知りたい方は「HSPとは」の記事をお読みください)
人付き合いでつらさを感じやすいHSPさんにとって、心が少しでも軽くなるような内容になればうれしいです。
HSPさんが苦手と感じやすい人のタイプ10選
1. 話し方が大きくて圧が強い人
・声が大きい
・身振り手振りが大きく、勢いがある
・発言が強く断定的
こうした特徴を持つ人と話すと、HSPさんは「押しつぶされそう」「否定されているよう」と感じてしまうことがあります。特に静かな空間で大声を出されると、身体がびくっと反応してしまうことも。
2. 距離感を詰めてくる人
・知り合ってすぐにプライベートな質問をしてくる
・物理的にも近づきすぎる
・心の境界線を軽く越えてくる
HSPさんは「心のスペース」を大切にしています。ぐいぐい距離を詰めてくる人は、まだ心を開いていない段階ではストレス源になりやすい存在です。
3. 空気を読まずに一方的に話す人
・話を聞かず、自分の話ばかりする
・沈黙が苦手でしゃべり続ける
・相手の表情や反応を気にしない
共感力が高いHSPさんは、相手の感情や場の空気を常に意識しています。そのため、一方的なコミュニケーションに巻き込まれると、とても消耗してしまいます。
4. マウントを取る人
・「自分の方が正しい」と主張してくる
・成功談や自慢話が多い
・比較して相手を下に見ようとする
HSPさんは人と争うことを避ける傾向があるため、こういった人に対して反論ができず、傷ついてしまいます。「自分が劣っているのでは?」と自己肯定感が下がることも。
5. 感情の起伏が激しい人
・急に怒ったり泣いたりする
・気分にムラがある
・機嫌に振り回される
感情の波をダイレクトに受け取りやすいHSPさんにとって、こうした人は非常に疲れる相手です。地雷を踏まないように気を使い、常に緊張した状態になってしまいます。
6. せっかちで急かしてくる人
・「早くして」とプレッシャーをかける
・相手のペースを待てない
・時間に対して過敏すぎる
HSPさんはじっくり考えたいタイプが多いため、せかされると焦って本来の力が発揮できなくなります。「ちゃんとやらなきゃ」と自分を追い込んでしまうことも。
7. 否定的な発言が多い人
・常に何かに不満を言っている
・他人の悪口や批判が多い
・物事をネガティブに捉える
周囲の言葉に敏感なHSPさんは、ネガティブな言葉を聞くだけで気分が落ち込んでしまうことがあります。ポジティブな話題よりも、悪い話ばかり聞かされる環境は心が疲れてしまう原因になります。
8. 無神経で思いやりがない人
・不用意な発言をする
・人を傷つけても気づかない
・空気や相手の感情に鈍感
悪意がないとしても、言葉の選び方ひとつでHSPさんは深く傷ついてしまいます。その痛みを伝えても「そんなつもりじゃなかった」で片づけられると、さらに孤独を感じることもあります。
9. コントロールしようとする人
・相手の行動を細かく指示する
・意見を押し付ける
・「こうすべき」と正しさを振りかざす
HSPさんは他人に合わせがちな傾向があるため、コントロールされやすい立場に置かれることがあります。しかし、それが続くと、自分の気持ちが置き去りになり、強いストレスを抱えることになります。
10. 表裏がある人
・裏では悪口を言っている
・態度が人によって大きく違う
・信頼できない行動をする
HSPさんは人の「違和感」を敏感に察知する傾向があります。裏表のある人を前にすると、「何を信じていいかわからない」と不安になり、結果的に距離を置きたくなります。
苦手な人とどう付き合えばいい?
誰に対しても苦手意識を持たずに接することが理想のように感じられるかもしれませんが、HSPさんにとってはそれが自分をすり減らす原因になることもあります。
自分を守るためには、以下のような方法で距離感を意識することも大切です。
無理なく付き合うための工夫:
- 距離をとる勇気を持つ(物理的・心理的に)
- LINEやSNSの頻度を自分でコントロールする
- 会う回数や時間を意識して制限する
- 「この人はこういう人」と割り切る視点を持つ
- 信頼できる人に相談して感情を整理する
苦手な人と無理に仲良くする必要はありません。むしろ、自分に合う人との関係を大切にすることで、心が安定していきます。
まとめ|自分を守るための境界線を大切にしましょう
HSPさんが苦手と感じやすい人には、いくつかの共通した傾向があります。それは決して「わがまま」ではなく、HSPさんの繊細な感受性がそう感じ取っている自然な反応です。
人間関係に正解はありません。大切なのは、「自分がどのような人といると安心できるか」を見極めることです。
心が疲れる人よりも、自然体でいられる人との時間を大切にしていきましょう。その積み重ねが、HSPさん自身の自己肯定感や安心感につながっていきます。

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