HSPの最強特性「環境メリット」

HSP、繊細さんってデメリットが多くて生きにくいな～って思う方もいらっしゃるのではないでしょうか？
かくいう私もHSPでなんとか生き抜いてきましたが、やはり強み・弱みという特性を知っておくことでより生きやすくなりました。
（そもそもHSPとは何か知りたい方は「HSPとは」の記事をお読みください）

今回は数ある特性の中でも、「環境メリット」という最強特性について話していきます。
参考：オランダ・ライデン大学の調査

最強特性「環境メリット」とは

まず最初に「環境メリット」とは何なのか、
それは「環境次第でパフォーマンスがとても高くなる」ということです。

HSPは「感覚が鋭い、敏感である」が故に、常に不安やプレッシャーにさらされやすいですが、
そういったネガティブに感じる要素が取り払われた環境では、HSPの強みを最大限に生かすことができます。

そもそも身体感覚や美的感覚など各種感覚が優れているとされるHSPは、人よりも感じること・アイデアが多いため、高パフォーマンスを出しやすい潜在能力があります。ささいなことですが、資料一つ作るにも細かい点に目を配れる、見る人がどう思うか考えることができる点は強みといえるでしょう。

ただ一方で、敏感であるがゆえにいろいろなことに気をとられ、パフォーマンスを発揮できないという弱みにもなってしまいます。つまり「環境次第でパフォーマンスがとても高くなる」一方で、「環境次第でパフォーマンスがとても悪くなる」ことも起きてしまいやすいのです。

「環境メリット」を発揮するには

「環境メリット」を活かすには、環境を整える必要があります。
「ネガティブに感じる要素が取り払われた環境では、HSPの強みを最大限に生かせる」と先述したとおり、まずは「ネガティブに感じる要素」が何なのかを理解しましょう。

ネガティブに感じる要素とは

特徴とともにいくつかネガティブに感じる要素をあげていきます。
・雑音が多い
　⇒周りの話し声など無意識に頭に入ってしまう
・監視されている
　⇒作業環境において周りから監視されていると気にしてしまう
・愚痴や悪口が蔓延る
　⇒自分のことを言われたわけではないが嫌な気持ちになる、自分も言われているかもと勘ぐってしまう
・上司や同僚との信頼関係がない
　⇒気を使いすぎて何か会話をするにも疲れてしまう

環境を整えるには

上記の要素の中にも、慣れることで消える要素もありますし、一方で自分の力で消せない要素もあります。
まずは自分で動かせるものなのかどうかで整理していくことをおすすめします。

自分の力で消せる点を例にとってみていきましょう。
・雑音が多い ⇒耳栓をする、音楽を聴く、そういう場所に行かない
・監視されている ⇒席を端っこにする、可能ならリモートワークを行う
・愚痴や悪口が蔓延る ⇒できるだけ会話に混ざらない
・上司や同僚との信頼関係がない ⇒話す機会を増やす（仕事以外の話題がおすすめ）

上記のようにちょっと工夫するだけで、ネガティブに感じる要素を取り除けると高パフォーマンスが出せると思います。

終わりに

最強特性「環境メリット」についてご理解いただけましたでしょうか？

自分自身、ベンチャー企業から大手企業を複数社経験しましたが、伸び伸びと仕事ができてプロフェッショナルになれた反面で、なにもかもうまくいかずただただ時間が過ぎてしまい嫌になるということを経験してきました。

この「環境メリット」というものを知ったときは、もっと早く知りたかった、、、と思ったものです。
「環境メリット」というHSPならではの最大の強み、生かすも殺すもあなた次第です。
ぜひ環境を整え、生きやすい世界を作りましょう！

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