突然の雷や激しい嵐の音に、心がざわついたり、体が固まってしまったりすることはありませんか?特にHSPさんは、周囲が平気そうにしていると「どうして自分だけこんなに怖いのだろう…」と感じることもあるかもしれません。しかし、それは決しておかしいことではありません。
この記事では、雷や嵐が怖くてたまらないHSPさんに向けて、その理由や対処法、心の持ち方などをやさしくお伝えしていきます。
(そもそもHSPとは何か知りたい方は「HSPとは」の記事をお読みください)
雷や嵐が怖い…そんなHSPさんは意外と多いです
雷が鳴るたびに強い不安を感じるHSPさんは、決して少なくありません。HSPさんは「五感」がとても敏感なため、大きな音や急な気圧の変化に強く反応しやすいのです。
また、周囲の人が平然としている中、自分だけが怖がっていると「変なのかな」と自己否定につながってしまうこともあります。でも大丈夫です。私自身も、突然近くに雷が落ちて轟音が鳴り響くとびっくりしてしまいますし、同じような思いをしているHSPさんは多くいます。それはあなたの心が繊細で、物事を丁寧に受け取れる素敵な性質だからこそです。
なぜHSPさんは雷や嵐に強い恐怖を感じやすいのか
HSPさんが雷や嵐に過敏になりやすい理由は、いくつかあります。
- 雷のような突発的な大きな音に驚きやすい
- 嵐による気圧の急変が、自律神経や体調に影響を与える
- 想像力が豊かで、「落雷で何かが壊れたら」「災害につながるかも」と不安を膨らませやすい
このように、HSPさんの持つ繊細さや想像力が、恐怖を増幅させてしまうことがあるのです。
では次に、HSPさんが雷や嵐などの怖さを和らげるための5つの具体的な工夫を見ていきましょう。
怖さを和らげるための5つの工夫
どうすれば少しでも安心して雷や嵐の時間を乗り越えられるのでしょうか。ここでは、実際に役立つ工夫を5つご紹介します。
1. ノイズキャンセリングイヤホンや耳栓を使う
HSPさんが驚きやすい大きな音を遮断することで、恐怖心が和らぐはずです。必要な音は聞こえるようにしつつ、雷などの高い音圧を感じる音はカットしてしまいましょう。
2. 自分の“安心音”を流す
波の音や焚き火の音、ピアノ曲など、自分が落ち着くと感じる音をあらかじめ用意しておくとよいでしょう。
3. 天気予報をチェックして心の準備をする
「今日は雷の可能性がある」と分かっているだけでも、気持ちの構え方が変わります。心の準備ができていると、恐怖心は少しでも和らぐはずです。
4. 安心できる空間づくり
好きな香りを焚いたり、やわらかい照明に変えるなど、安心感を得られる環境をつくっておきましょう。HSPの特徴として、環境がもたらす影響が良くも悪くも非常に大きいことが知られています。自分好みの環境に変えてしまいましょう。
5. セルフトークを活用する
「怖くても大丈夫」「自分は今、安全な場所にいる」と、自分自身にやさしい言葉をかけてあげることが大切です。
いかがでしょうか?以上が具体的に雷や嵐に対してHSPさんができる対策の一例です。まずはできる範囲で無理なく対策をしていくようにしましょう。
心の持ち方も大切です
対策だけでなく、日頃の心の持ち方もHSPさんにとって大切なポイントです。
- 怖いと感じること自体を否定しない
- 「敏感な自分はダメ」ではなく、「感受性が豊かなだけ」と受け止める
- 自分の気持ちに寄り添い、「怖いよね」と共感してあげる
HSPさんは周りの感情にも敏感な分、自分の気持ちにふたをしてしまいがちです。でも、まずは自分が自分の味方でいることが、不安な気持ちを和らげる第一歩になります。
それでも怖いときの対処法
どんなに準備をしていても、どうしても怖くてたまらないときは、次のような行動を試してみてください。
- 誰かと一緒にいる、または電話でつながる
- 怖さを紙に書き出して、頭の中を整理する
- 「雷が過ぎた後の空はきっときれい」と、終わった後のことを思い描く
- どうしても辛いときは、心理カウンセラーなど専門家に相談してみる
無理に一人で頑張る必要はありません。頼れるものは、どんどん頼っていいのです。
まとめ|HSPさんの感じる“怖さ”には理由があります
雷や嵐を怖いと感じるHSPさんは、とても感受性が高く、まわりの刺激を丁寧に受け取れる方です。その繊細さは決して弱さではなく、大切な個性です。
対処法や環境の工夫を通して、「怖いけれど大丈夫」と思える時間が少しでも増えますように。そして、どんな自分もやさしく受け止めてあげられるよう、日々を過ごしていきましょう。
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