「休職中なのに、なぜか心が休まらない…」
「早く社会に戻らなきゃいけないのに、体も気持ちも動けない」
そんなふうに感じているHSPさんはいらっしゃいませんか?
人一倍敏感で繊細な気質を持つHSPさんは、休職期間でさえも「しっかり休めない」自分に対して罪悪感や焦りを感じやすい傾向があります。
この記事では、HSPさんが休職中に感じやすい悩みを整理しながら、心が少しずつ整っていくような過ごし方についてお伝えしていきます。
あなたが「いまのままの自分でも大丈夫」と思えるように、やさしく寄り添っていきますので、どうぞゆっくりと読み進めてください。
(そもそもHSPとは何か知りたい方は「HSPとは」の記事をお読みください)
HSPさんが休職中に抱えやすい悩み
HSPさんは、まわりの空気や人の気持ちを敏感に察知しやすいため、「自分だけ休んでいる」という状況に強い罪悪感を持ちやすいです。
周囲に迷惑をかけているのではないか、自分が甘えているのではないか…そんな思いが、日々の心をさらに重たくしてしまうこともあります。
また、SNSやニュースで働く人々の姿を見るたびに、「自分は遅れている」と感じてしまうこともあるかもしれません。本来は休むべき時間のはずなのに、「何かをしなきゃ」「回復の成果を出さなきゃ」と、自分を追い込んでしまいやすいのです。
さらに、休職の原因が職場の人間関係や過労であった場合、それらの記憶がフラッシュバックのようによみがえることも。
心も体も疲れ果てているのに、自分に厳しくなってしまう。それが、HSPさんの休職中のつらさの大きな一因なのです。
焦らなくてもいい理由があります
まず最初にお伝えしたいのは、「回復には時間が必要」ということです。特にHSPさんのように繊細で感受性が豊かな方は、外から見える症状が落ち着いてきても、内面の傷が完全に癒えるには時間がかかることが多いです。
「早く元に戻らないと」という焦りは自然な感情ですが、それに飲み込まれると本来の休息がとれません。心が疲れているときは、無理に元気になろうとしなくてもかまいません。木がゆっくり芽吹くように、あなたの心も静かに回復しているのです。
社会のスピード感とは異なる、自分のペースで過ごすことが、再び歩き出すための第一歩になります。焦らず、自分の回復力を信じてみてください。
休職中に取り入れたい過ごし方
休職中に「何をしたらいいのかわからない」と感じているHSPさんは多いです。ですが、無理に意味のある時間にしようとせず、自分をやさしくケアするような過ごし方を意識することが大切です。
以下のような小さな行動から始めてみるのがおすすめです。
短時間の散歩を習慣にする
朝や夕方の静かな時間帯に自然の中を歩くことで、気持ちが少し整いやすくなります。太陽の光を浴びるだけでも、心身に良い影響があります。
感情をノートに書き出す
頭の中でぐるぐる考えてしまう気持ちは、紙に書き出すことで少し落ち着きます。良いことも悪いことも、自分の気持ちを素直に表現してみましょう。
心が落ち着く時間を意識的に作る
アロマの香りを楽しんだり、音楽を聴いたり、静かな読書時間を取ったりしてみましょう。特別なことをしなくても、「好きなことに触れる」だけで気持ちは和らぎます。
“しないこと”を決めておく
SNSを見る時間を減らす、ニュースを追わないなど、あえて情報から距離を置くのも効果的です。疲れやすいHSPさんにとって、外の刺激を減らすことはとても大切です。
こうした過ごし方は、成果を求めるものではありません。自分をいたわる行為そのものが、回復の助けになります。
不安や焦りが強まったときの対処法
休職中、ふとした拍子に強い不安や焦りに襲われることはよくあります。特に夜や休日など、静かな時間帯に気持ちが沈みがちになることも。
そんなときは、まず「この感情は自然なもの」と認めてあげましょう。HSPさんは感受性が強いため、未来への不安や自己否定の気持ちを深く感じ取りやすいです。
その感情を抑えつけるのではなく、「いま、自分は不安なんだな」と受けとめるだけで、少し気持ちが落ち着くこともあります。
おすすめの対処法は以下のとおりです。
深呼吸をする
吸う息より吐く息を長く意識すると、自律神経が整いやすくなります。
不安の正体を言葉にする
「何に対して不安を感じているのか?」を紙に書くことで、漠然としたモヤモヤが具体的になります。
今この瞬間に意識を戻す
未来のことを考えて不安になるときは、五感に意識を向けて「いま、ここ」に戻る練習をしてみましょう。
不安は“悪者”ではなく、「心がSOSを出しているサイン」です。その声にそっと耳を傾けてあげることが、心の安定につながります。
丁寧に休むことが、未来の力になります
HSPさんは、つい「がんばること」が癖になっている方が多いです。ですが、無理に立ち上がろうとするよりも、まずはしっかりと休むことが、結果的に長く安定して働ける力につながっていきます。
疲れきった心を抱えたまま進んでも、すぐにまた立ち止まってしまうかもしれません。だからこそ、「自分を大切にすること」に時間を使ってほしいのです。
「自分に優しくすること=逃げ」ではありません。それは、次に進むための準備期間。植物が春に芽吹くために、冬にしっかりと休むように、人にも“回復の季節”があるのです。
再出発は「その気になったとき」でいい
少し心が整ってきたと感じたら、未来のことを少しだけ考えてみてもいいかもしれません。ただし、それは「準備しなきゃ」という義務ではなく、心の中に自然と湧いてきた感覚を大切にしてください。
再出発に向けた軽い行動の例としては、
- 「また働くなら、どんな職場がいいかな」と想像してみる
- 自分の強みや好きなことを書き出してみる
- 求人サイトを“ながめるだけ”でOK
といったように、軽いイメージトレーニングから始めて構いません。「自分に合った働き方はきっとある」と信じることが、再出発の第一歩になります。
まとめ|休職中の自分に優しくできたことが、何よりの成果です
休職中の時間は、決して無駄ではありません。むしろ、心を回復させるための「大切なプロセス」です。
HSPさんは、何もしない自分を責めてしまいがちですが、何もしないことにも意味があるということを忘れないでください。
焦らなくて大丈夫。あなたのペースで、自分の心を大切にする時間を重ねていくことで、きっと再び歩き出せる日がやってきます。
どうかご自身の繊細さを、責めるのではなく、いたわってあげてくださいね。
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