HSPさんとホラーの距離感|映画もゲームも怖がりすぎてしまうあなたへ

ホラー映画やホラーゲームを見て、夜眠れなくなったことはありませんか?人一倍怖がりだと感じる方は、もしかしたらHSPさんかもしれません。HSPさんは、刺激にとても敏感な気質を持っており、ホラーのような強い刺激にはとくに影響を受けやすい傾向があります。

この記事では、HSPさんがホラーに対してどのように反応しやすいのか、そして無理なく楽しむ方法について詳しくご紹介します。
(そもそもHSPとは何か知りたい方は「HSPとは」の記事をお読みください)

目次

怖がりすぎ?それってHSP気質かもしれません

HSPさんとは、外部からの刺激に対して非常に敏感に反応する気質を持った人のことを指します。音、光、匂い、人の感情など、さまざまな要素に敏感で、日常生活の中でも人一倍疲れやすいと感じることが多いです。

特に、ホラー作品は大きな音や人を驚かす表現が多いです。このような要素にHSPさんは深く反応してしまうため、他の人よりも強く「怖い」「つらい」と感じやすくなります。

では、HSPさんがホラー作品を苦手とする理由についてもっと掘り下げて見ていきましょう。

HSPさんがホラー作品を苦手とする理由

ホラーは単なる「怖いジャンル」ではなく、HSPさんにとっては心身の負荷になることがあります。具体的に、以下のような理由が挙げられます。

視覚・聴覚への刺激が強すぎる

大きな音、暗闇、突然の変化はHSPさんにとって過剰な刺激になります。

感情移入が深いため、登場人物の恐怖を自分のことのように感じる

ホラー映画やゲームでは登場人物が命の危機にさらされる場面が多く、それを「自分ごと」として感じてしまい疲労感が大きくなる場合があります。

驚かされること自体が苦痛

ジャンプスケア(急に出てくる演出)などが続くと、HSPさんは安心できる時間を得られず、ストレスが蓄積されます。私も、人を驚かす表現が昔から本当に苦手でした。

ゲームの場合は自分で操作するため怖さが増す

ゲームの場合は、自分が操作するキャラクターが追い詰められると、その緊張感もダイレクトに伝わってきます。

ゲーム特有の「没入感」による精神的な負担

特に一人称視点のホラーゲームは臨場感が強く、現実と混ざるような錯覚を起こすこともあり、HSPさんの感覚を圧倒してしまうことがあります。

いかがでしたでしょうか?私も昔からホラー作品はとても苦手でしたが、ホラーゲームはやった経験がなんどもあります。それでは、ホラー作品でも見たい・遊びたいというHSPさんのジレンマについて見ていきましょう。

それでも見たい・遊びたいHSPさんのジレンマ

「怖いけど気になる」「話題についていきたい」と思うこともありますよね。ホラーに対して強く反応してしまう自分に戸惑いを感じているHSPさんも少なくありません。

  • 周囲で話題になっているホラー映画やゲームに興味がある
  • SNSでの流行に乗りたい、共通の話題が欲しい
  • 怖いけれど、少しだけでも覗いてみたい気持ちがある

このような思いと、「でもやっぱり怖すぎて無理」という現実との間で、HSPさんは葛藤を抱えることがあります。でも、大丈夫です。HSPさんが怖さと上手に付き合うためのヒントをご紹介します。

怖さと上手に付き合うためのヒント

「怖いけれど、まったく距離を置くのも寂しい…」そんなHSPさんのために、ホラーと少しずつ付き合うための工夫をご紹介します。

映画を見るときの工夫

  • 昼間、明るい部屋で見る
  • ヘッドホンを使わず、音量も控えめにする
  • どうしても怖い場合は、ストーリーやネタバレを事前にチェックしておく
  • 一人ではなく、信頼できる人と一緒に見る

ゲームを楽しむときの工夫

  • 難易度を「イージー」に設定する
  • アクション要素の少ない作品を選ぶ
  • 実況プレイを視聴するだけにする(自分で操作しなくていい)
  • ゲームを途中で中断することに罪悪感を持たない

「ちょっと怖いかも…」と思ったら、すぐに離れる勇気を持つことも、HSPさんにとっては大切な自己防衛です。

しかし、ホラー作品について、悩みを抱えるHSPさんがいる一方で、実はホラーが好きなHSPさんもいるんです。

実はホラーが好きなHSPさんもいる?

HSPさんすべてがホラーを苦手としているわけではありません。私も、ジャンルにもよりますが、ホラーゲームはそこそこ好きだったりします。このように敏感だからこそ、恐怖の演出を繊細に感じ取れて、「怖いのに美しい」と感じるHPSさんもいるのです。

  • 恐怖を「コントロールされた刺激」として楽しめる
  • 安全な環境で、スリルを追体験できる
  • 怖いものに触れることで、自分の内面を知る手がかりになる

このように、HSPさんでもホラーを楽しむことは可能です。ただし、「怖いのが苦手」なHSPさんが無理をして付き合う必要はまったくありません。

まとめ|HSPさんにとってホラーは「自己理解の鏡」かも

ホラー映画やホラーゲームに対する反応の強さは、HSPさんの感受性の高さゆえです。怖がりな自分を否定するのではなく、「私はこういう刺激に敏感なんだ」と受け入れることが大切です。

本当に、ホラー作品が苦手な場合は避けましょう。しかし、興味があるなら少しずつ距離を測り、自分のペースで関わってみましょう。ホラーとの向き合い方を通して、HSPさん自身のことをより深く理解できるかもしれません。

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この記事を書いた人

HSPの社会人。散歩やゲーム実況を見るのが好き。

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